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リユースECとはリユースECとは|成長市場で成功するチャネル戦略と運営の仕組み化リユースECとは

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「リユースECとは、具体的にどんなビジネスなのか」「市場が伸びていると聞くけれど、参入の余地はあるのか」。中古品の取り扱いやEC事業の拡大を検討するなかで、こうした疑問を抱く事業者の方は少なくありません。

リユースECは新品のECと一見似ていますが、古物商許可など法規制への対応に加え、自社EC・ECモール・フリマアプリなど販売チャネルごとの特性を踏まえた運営が求められるビジネスです。実際、国内のリユース市場は2024年に約3.3兆円に達し、15年連続で拡大※を続けています。

出典:リユース経済新聞「リユース業界の市場規模推計2025(2024年版)」(2025年9月)

2030年には4兆円規模に成長するとの予測もあり、ネット販売は市場拡大を支える主要な販売チャネルの一つとなっています。今こそ参入の可能性や運営方法を検討するタイミングといえるでしょう。

本記事では、リユースECの定義と市場動向から、自社EC・モール・フリマアプリそれぞれの特徴と販売チャネルの選び方、リユースECのメリット・デメリット、運営時によくある課題、成功のポイントまでを体系的に解説します。参入判断から運営体制の構築まで、この記事1本で全体像を把握できる内容ですので、ぜひお役立てください。

目次

リユースECとは?市場規模と成長の背景

リユースECとは?市場規模と成長の背景

リユースECへの参入を判断するには、まずビジネスの定義と市場の実態を正確に押さえる必要があります。

まずは、リユースECとは何かを新品ECとの違いから整理し、3.3兆円に達した市場規模や成長を支える消費者行動の変化を解説します。

h3:リユースECの定義:二次流通品をオンラインで販売するビジネス

リユースECとは、一度消費者の手に渡った商品(二次流通品)をオンラインで再販売するビジネスです。フリマアプリの印象が強い領域ですが、実際にはリユースショップが運営する自社ECサイト、Amazonや楽天市場などECモールでの中古品の取り扱い、フリマアプリ・ネットオークションの活用まで、複数の販売形態を含みます。

メーカーが生産した新品が卸・小売を経て消費者に届く流れを一次流通と呼ぶのに対し、消費者から買い取った商品を再び流通させるのが二次流通です。主な違いを、次の表にまとめました。

比較項目一次流通(新品EC)二次流通(リユースEC)
仕入れ元メーカー・卸売業者消費者からの買取・古物市場
在庫の性質同一規格品の複数在庫状態が1点ごとに異なる一点物
適用される主な法規制特定商取引法など左記に加えて古物営業法

なかでも実務上特に重要なのが、古物営業法への対応です。古物営業法では、一度使用された物品などを「古物」と定義し、古物の売買を事業として行う者は「古物商」として都道府県公安委員会の許可を受ける必要があるとされています。

無許可で営業を行うと罰則の対象となる場合があるため、リユースECへ参入する前に必ず確認しておきましょう。古物営業法の詳細は、以下のページをご確認ください。

参考:e-Gov法令検索「古物営業法(昭和24年法律第108号)

リユース市場の規模:3.3兆円・15年連続で拡大

リユース経済新聞の推計によると、2024年の国内リユース市場規模は3兆2,628億円で、前年比4.5%増でした。調査対象とした2009年以降、15年連続の伸長です。この間にはコロナ禍や物価上昇など消費環境の急変も含まれますが、市場は一度も前年割れせずに伸び続けてきました。

出典:リユース経済新聞「リユース業界の市場規模推計2025(2024年版)」(2025年9月)

今後も拡大基調は続くと見られています。同紙では2030年に約4兆円規模へ拡大すると予測しています。リユース品の購入人口増加と訪日客需要の拡大が進んだ場合には、2040年に5兆円規模へ達するとのシナリオ推計も公表しています。あくまで一定条件を前提とした推計ですが、一時的な流行ではなく、中長期的な成長が期待される市場といえるでしょう。

出典:リユース経済新聞「『本紙推計』リユース市場規模2040年に5兆円へ」(2025年1月)

成長を支える消費動向とECシフト

市場の成長を支えているのは、消費者側の変化です。物価上昇が続くなかで生活防衛意識が高まり、新品より割安なリユース品を選ぶ動きが定着してきました。単なる節約にとどまらず、使えるものを循環させるサステナブル志向も、中古品の購入を後押しする背景です。特に若年層では中古品や古着への抵抗感が薄れ、「新品にこだわらない」という消費行動が広がりつつあります。

こうした意識の変化を後押ししたのが、フリマアプリの普及です。スマホ一つで個人が中古品を売買できる環境が整ったことで、中古品をオンラインで購入する心理的ハードルは大きく下がりました。経済産業省の調査でも、BtoC-EC市場・CtoC-EC市場はともに拡大傾向が続いているとされています。

「中古品をネットで買う」ことが一般化した今、事業者にとっては、この需要をどの販路で取り込むかが参入戦略の重要なポイントになります。自社EC・ECモール・フリマアプリにはそれぞれ異なる特性があるため、自社の事業モデルに合った販売チャネルを選ぶことが重要です。

リユースECの主な販売チャネルと選び方

リユースECの主な販売チャネルと選び方

リユースECでは、一つの販路だけで販売を考えるのではなく、それぞれのチャネルの特性を理解したうえで選択することが重要です。

ここでは、自社ECサイト・ECモール・フリマアプリの3チャネルの特性を比較しながら、リユース商材の特性を踏まえた販路選びの考え方を解説します。

自社ECサイト:利益率と顧客資産を重視する事業者向け

自社ECサイトは、モールを介さず、自社が運営するECサイトで直接販売する形態です。売上から販売手数料がかからない分、1件あたりの利益を確保しやすくなります。顧客の購買データを自社で蓄積できるため、再購入の促進やCRM施策に活用できます。

集客は広告やSEOなどを活用して自社で行う必要があるため、開設直後から安定した売上を見込める販売チャネルではありません。中長期的にブランドと顧客基盤を育てながら運営していくことが前提となります。

高単価商品の販売を中心に、利益を確保しながら顧客基盤を構築したい事業者に適しています。

ECモール:集客力と立ち上がりの速さを重視する事業者向け

Amazon・楽天市場・Yahoo!ショッピングに代表されるECモールは、多くの購入希望者が集まる販売チャネルです。集客しなくても商品を見つけてもらえるため、開店初期から売上につながりやすく、EC運営の経験が浅い事業者でも参入しやすい販路といえます。

ただし、売上に応じた販売手数料や出店料がかかる場合が多く、同じような商品を扱う他店との価格競争も起こりやすい環境です。手数料率はモールや契約プランによって異なるため、売価だけでなく、販売手数料や送料を差し引いた後の粗利を基準に、十分な利益を確保できるかを判断することが重要です。加えて、運営はモールの規約に沿う必要があり、商品ページの表現や購入者への直接的なアプローチには一定の制約があります。

フリマアプリ・ネットオークション:現金化スピードを重視する事業者向け

フリマアプリやネットオークションは、出品してすぐ買い手がつきやすく、商品を早く現金化したい場面に適したチャネルです。少量の在庫を早期に販売したいとき、シーズンを過ぎた商品を処分したいときなど、スピード重視の売り切りに適しています。過去にいくらで落札されたかを誰でも確認できるため、一点物の値付けの参考情報としても役立ちます。

その反面、出品・コメント対応・発送はすべて1点ごとの作業になるため、販売量が増えるほど運営負荷も大きくなります。個人出品者と競合する以上、「あの店で買いたい」という自社ブランドを構築しにくい特性もあります。事業の主力販路というよりは、在庫の早期販売や相場把握を目的とした補助的な販売チャネルとして活用するのが現実的です。

最適解は複数のECチャネルの併用

3つのチャネルを並べて比較すると、それぞれに一長一短があり、どれか一つですべての目的を満たせる販路はないことが分かります。

比較項目自社ECサイトECモールフリマアプリ・オークション
販売手数料かからない(サイト運営費は自己負担)販売手数料・出店料が発生する場合が多い販売ごとに手数料が発生
集客力自力で構築モールの集客力を利用可能アプリ利用者に直接リーチ
顧客データ自社資産として蓄積可能制約がある場合が多いほぼ蓄積できない
向く商品タイプ高単価・主力商品回転重視の定番商材小規模在庫・処分品

そのため、リユースECの販路は「一つを選ぶ」のではなく「組み合わせる」が現実的な選択肢となります。とくに在庫が1点しかない一点物は、売れる機会も1回きりです。一つの販路だけで買い手を待つより、複数のチャネルに同時掲載して購入を検討するユーザーの目に触れる機会を増やすほうが、早期販売や適正価格での販売につながりやすくなります。

実際、リユース経済新聞のEC売上ランキングでも、上位企業の多くは店舗・自社EC・ECモールなど複数の販売チャネルを併用し、事業を拡大しています。

ただし、同じ一点物を複数の販路で販売する場合は、チャネル間で在庫情報を正しく管理する、新たな課題への対応も欠かせません。

リユースECに取り組む3つのメリット

リユースECに取り組む3つのメリット

「店舗で売れているのに、手間をかけてECに取り組む意味はあるのか」と感じる事業者も少なくありません。

ここでは、実店舗だけでは得られない3つの利点を、販売から仕入れまでの流れに沿って解説します。

メリット1:商圏が全国・海外に広がる

実店舗の販売では、お客様は基本的に来店できる範囲に住む人に限られます。ECに取り組むことで立地の制約を受けにくくなり、商圏を全国へ広げられます。

しかも、その先に海外市場への販路拡大も期待できます。日本製の中古品は品質や状態の良さから海外から高い評価を受けており、訪日客の店頭購入だけでなく、越境ECを通じた海外への直接販売も広がってきました。経済産業省の調査によると、中国の消費者が日本の事業者から越境ECで購入した金額は、2024年に2兆6,372億円(前年比8.5%増)。中古品に限定したデータではありませんが、海外から日本の商品を直接買う市場規模の大きさを示しています。

出典:経済産業省「令和6年度電子商取引に関する市場調査」(2025年8月)

メリット2:一点物・希少品が「探している人」に売れる

リユース商材の中心は、廃盤品や限定品など「今は新品で手に入らないもの」です。こうした商品を探す人は、商品名や型番で検索して購入できる販売先を探しています。ECに出品しておけば、検索を入口に「まさにこれが欲しかった」という購入希望者に見つけてもらいやすくなります。

店頭販売との違いは、この「見つけてもらえる」仕組みです。店舗では、たまたま来店した人の目に留まらなければ商品は動きません。ECなら、店頭で何ヶ月も滞留しがちなニッチな商品でも、各地の「探している人」に見つけてもらえます。売れ筋だけに頼らず、幅広い在庫の1点1点に販売機会を広げられる点は、多品種を扱うリユース事業と相性のよい特性です。

メリット3:買取(仕入れ)の間口もオンラインで広がる

ECの恩恵は販売だけにとどまりません。リユース事業の生命線である買取(仕入れ)も、宅配買取やオンライン査定を使えば、店舗に持ち込めない遠方の顧客からも買い取れるようになります。写真を送るだけで概算金額が分かる査定や、箱に詰めて送るだけの宅配買取は、売り手の負担も少なく、買取の申し込みにつながりやすくなります。

リユース経済新聞のEC売上ランキングでも、上位企業の多くは宅配買取や出張買取で仕入れ、ネット販売へつなげる運営を行っています。オンラインで仕入れから販売までを一貫して行えるようになると、商品の確保と販売機会の拡大が相互に作用し、事業成長の好循環を生み出せます。

出典:リユース経済新聞「リユース企業EC売上ランキング2024(2023年度)」(2025年1月)

リユースECのデメリット・よくある課題

リユースECのデメリット・よくある課題

リユースECには多くのメリットがある一方で、特有の運営課題も存在します。なかには、担当者の工夫や人手だけでは対応が難しい課題も少なくありません。

ここでは、参入前に必ず知っておきたい4つの課題を、日常業務・顧客心理・運営リスク・法規制の順に解説します。

一点物ゆえに商品登録・在庫管理の工数が膨らむ

新品ECでは、一つの商品ページを作れば、同じ商品情報のまま在庫10個でも100個でも販売できます。リユースECでは、この前提が大きく異なります。同じ型番のバッグでも、傷の位置や色あせ、付属品の有無は1点ごとに違うため、「1商品=1在庫」として商品ごとに個別の商品ページを作成する必要があるからです。

具体的には、商品が1点入荷するたびに、検品、複数カットの撮影、傷や汚れの状態記載、採寸、値付けという一連の登録作業が発生します。

新品ECなら一度で済む作業が、商品が増えるたびに繰り返し発生します。取扱点数が増えるほど登録・管理の負担は積み上がり、人手だけで対応するには限界があります。

商品状態への不安が購入のハードルになる

買い手の側から見ると、中古品のオンライン購入には「写真では分からない傷があるかもしれない」「付属品は揃っているのか」「本物なのか」という不安がつきまといます。実物を手に取れないECでは、この心理的ハードルを情報開示で埋めない限り、購入につながりにくくなります。

しかも、状態への不安は購入前だけではありません。「思っていたより状態が悪かった」という認識のずれは、購入後の返品・クレーム・低評価に直結します。事前の情報開示不足は、返品対応や顧客対応の負担につながります。

ブランドリユース大手のコメ兵も、同じ品番でも傷や色落ちの度合いが1点ずつ異なる商品を扱ううえで、顧客が納得して購入できる環境づくりが欠かせないとしています。中古品はそもそも詳細な商品情報が残っていない場合も多いため、状態ランクや写真、検品結果をどれだけ丁寧に開示できるかが、購入率や顧客からの信頼に影響します。

複数チャネル併売による「売り越し」リスク

複数チャネルへの同時掲載は、露出を増やす一方で新たなリスクを生みます。在庫が1点しかない商品を3つの販路に載せれば、理論上は3人の買い手に購入される可能性があります。一つの販路で売れた瞬間に他の販路の掲載を取り下げなければ、すでに販売済みの商品が注文されてしまう。これが「売り越し」(二重販売)です。

手作業の在庫更新では、この問題を完全には防げません。深夜や休日の注文、複数チャネルでの同時注文など、人が画面を見ていない時間は必ず生まれ、売れた後に在庫情報が反映されるまでのタイムラグをゼロにはできないためです。

売り越しが起きれば、キャンセル対応や顧客対応が発生するだけでなく、店舗評価の低下やレビューへの悪影響を招きます。モールによっては、キャンセル率の高さが出店アカウントの停止や検索順位に影響するとされており、販売機会の損失につながる可能性があります。

一点物を複数チャネルで販売する以上、売り越しは「注意していれば防げる問題」ではなく、仕組みで防ぐべき構造的なリスクです。

古物営業法への対応が必須になる

リユースECには、販売戦略とは別に、法令への対応も必要です。

中古品を仕入れて販売する事業には、都道府県公安委員会の古物商許可を取得する必要があります。審査には一定の期間がかかるため、出店準備と並行して早めに手続きを進めることが重要です。

許可取得後も対応は続きます。古物営業法では、買取(仕入れ)の際に相手の氏名・住所などを確かめる本人確認と、取引内容を帳簿等に記録して保存することが義務付けられています。

盗品の流通を防ぐという法律の目的上、日々の買取業務でも法令を遵守する必要があります。具体的な要件は扱う品目や取引方法によっても異なるため、詳細は管轄の警察署や各都道府県公安委員会に確認しながら進めることが重要です。

リユースECを成功させる4つのポイント

リユースECを成功させる4つのポイント

一点物の管理工数、状態への不安、売り越し、そして法規制。リユースEC特有の課題は、いずれも担当者の工夫や人手だけではなく、運用ルールと仕組みの整備で乗り越えるのが重要です。

ここでは、4つの課題への対応策として、商品→価格→チャネル→仕組みの順に成功のポイントを解説します。

ポイント1:状態ランクと撮影・検品ルールを標準化する

登録・管理の工数が増える原因の多くは、状態の判断基準や作業手順が担当者ごとに異なるまま、業務量の増加に対応しようとすることにあります。まず取り組むべきなのは、状態評価と登録作業の標準化です。

具体的には、S/A/B/Cといった状態ランクの判定基準、商品1点あたりの写真の点数と撮影アングル、検品で確認する項目を社内ルールとして明文化します。判断に迷う時間が減り、一定品質の商品ページを作れるようになります。

こうした運用は、一部の大手だけの取り組みではなくなりつつあります。

環境省の資料でも、業界団体による点検・保証・状態表示に関するガイドラインや認証制度の整備状況とあわせて、年式・動作確認・傷の有無・付属品といった開示すべき情報の例が紹介されており、状態ランクや検品結果などを適切に開示することは、リユース業界における標準的な取り組みになりつつあります。

ポイント2:相場データに基づいて値付け・価格改定する

値付けも、担当者の勘に頼らない運用へ移行できます。基準となるのは、フリマアプリやオークションの落札相場です。同程度の状態・条件の商品が実際にいくらで売れたかを調べて基準価格を決め、あとは「30日販売できなければ5%値下げする」のように、滞留日数に応じた価格改定ルールをあらかじめ設計しておきます。

早く売り切ることには、明確な経済合理性があります。仮に、仕入原価20,000円・想定売価30,000円(粗利10,000円)のブランドバッグ1点を、調達金利年3%・保管費月100円・相場下落月1%という条件で持ち続けた場合、滞留1ヶ月あたりのコストは次のようになります(数値はあくまで試算例です)。

  • 資金コスト:20,000円×年3%÷12≒月50円
  • 保管・管理費:月100円
  • 相場下落損:30,000円×月1%=月300円
  • 合計:月450円(6ヶ月の滞留で約2,700円、粗利10,000円の約27%)

内訳を見ると、資金コストや保管費よりも相場下落損が大半を占めています。保管にほとんど費用がかからなくても、リユース品は保管コストだけでなく、時間の経過とともに商品価値が低下していく点が、この試算の要点です。

回転の面でも差は歴然で、同じ20,000円の仕入資金でも、平均2ヶ月で売れれば年6回転で粗利は年60,000円、平均6ヶ月かかれば年2回転で年20,000円にとどまります。売価も粗利も同じ商品でも、滞留期間が長くなるだけで資金効率は約3分の1まで低下します。

ポイント3:チャネルごとの役割分担を設計する

複数チャネルの併用を前提にするなら、どの商品をどこへ出すかの役割分担もあらかじめ決めておくことが重要です。基本となる考え方は、手数料と利益率のバランスにあります。

商品タイプ主な販路出し分けの考え方
高単価・主力商品自社EC手数料を抑えて利益を最大化
回転重視の定番商材ECモール集客力を借りて販売スピードを優先
少量在庫・処分品フリマアプリ・オークション早期の現金化と相場確認

利益を確保したい商品商品は手数料のかからない自社ECを主軸に、回転させたい商品は集客力のあるモールに、と商品特性に応じて販路を使い分けることで、手数料負担を抑えながら販売機会を広げられます。

ポイント4:在庫・受注・商品情報を一元管理で仕組み化する

最後のポイントが、ここまでの運用すべてを支える土台となる仕組みです。複数チャネルを併売する以上、売り越しを防ぐには、どこかで1点売れた瞬間に他チャネルの在庫へ自動で反映させる仕組みが前提になります。手作業の在庫更新ではタイムラグを解消しきれない点は、前述の通りです。

在庫だけでなく、各チャネルの受注処理や商品登録を一元管理できれば、チャネルが増えても管理業務を一元化できます。こうした一元管理システムを使った仕組み化は、少人数のチームで多チャネル運営を成立させる有効な選択肢です。担当者の記憶や手作業に依存した運用から脱却できるかどうかが、リユースECを継続的に成長させる重要なポイントになります。

リユースECの成功事例

リユースECの成功事例3選

成功事例と聞くと、資金も人員も豊富な大手企業だから実現できた事例に見えるかもしれません。しかし、ここで紹介する3社に共通するのは、規模ではなく「一点物の管理を仕組みに任せた」という運営の考え方です。

以下では、事業の規模も状況も異なる3社の実例から、自社でも取り入れられるポイントを解説します。

ハイライン株式会社 様:一点物ゆえに諦めていた多店舗展開を仕組みで実現

80を超えるラグジュアリーブランド・有名ブランドの中古品を扱うBRANDING(ハイライン株式会社)は、かつて楽天市場のみで販売していました。

利益率の低いファッション商材だからこそ販売機会を広げたいと考えながらも、一点物が多く複数店舗間の在庫管理が難しいという理由で、多店舗展開を諦めていたといいます。

転機は、在庫・商品・受注をまとめて扱える一元管理システムの導入でした。導入後は複数のモールやネットオークションへ販路を拡大し、多店舗展開による売上拡大を実現したと同社のインタビューで語られています。常時約4,000点の在庫を専任社員2名と短期従業員1名で運営し、出荷業務の作業コストも削減。「一点物だから多店舗は無理」という、リユースEC事業者が最初にぶつかる壁を仕組みで越えた実例です。

ハイライン株式会社様の導入事例

株式会社未来ガ驚喜研究所 様:約3万点の一点物、売り越しを防ぐ在庫連動

ハイブランドリユース専門店のRINKAN(株式会社未来ガ驚喜研究所)は、創業からおよそ10年で年商28億円を超え、約3万点の商品を扱う規模に成長した企業です。ブランド古着という一点物を複数の販路で扱う同社にとって、課題となっていたのは、入札や注文が重なった際の在庫の引き当てによる売り越し防止でした。

同社のインタビューによると、ネットオークションの入札のタイミングで在庫を引き当てられる在庫連動の仕組みを導入したことで、売り越しを防ぎながら、適切なタイミングで出荷できるようになったといいます。

日々の業務時間も大幅に削減され、生まれた余裕を新しい企画づくりに充てられるようになったとのこと。売り越しは担当者の注意だけで防ぐのではなく、在庫連動の仕組みで防ぐべき課題であることを、3万点規模の商品を扱う同社の運営実績が示しています。

株式会社未来ガ驚喜研究所 様の導入事例

多チャネル運営の課題は「TEMPOSTAR(テンポスター)」の一元管理で解決

一点物の登録工数、併売に伴う売り越し、そして限られた人数での運営。ここまで見てきた課題への答えとして各社が土台にしていたのは、在庫・商品・受注を自動で連携させる一元管理の仕組みでした。その具体的な選択肢が、EC一元管理システム「TEMPOSTAR(テンポスター)」です。

テンポスターは、複数のモールやカートの在庫・商品・受注をまとめて扱えるシステムです。一つの販路で商品が売れると在庫情報が各販路へ自動で反映されるため、一点物を複数チャネルに同時掲載しても売り越しを防ぎやすく、リユースECに適した仕組みです。商品登録や受注処理も一つの画面に集約でき、販路が増えても管理業務を一元化しやすく、少人数での多チャネル運営を支えます。

ASP型でありながら個別のカスタマイズにも対応しており、事業の成長に合わせて長く使い続けられる点も特徴です。30日間の無料お試しでは、機能の制限なくすべてを試せるとされています。多チャネル展開を検討している場合は、まずは自社の運用に適しているか、資料請求や無料お試しで確認してみてください。

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まとめ|リユースECは市場理解×チャネル設計×仕組み化で成功する

リユースECは、一度消費者の手に渡った商品をオンラインで再販売するビジネスです。国内リユース市場は2024年に約3.3兆円へ達し、15年連続で伸長を続けるなど、参入機会のある成長市場だといえます。

販路は自社EC・ECモール・フリマアプリのどれか一つを選ぶのではなく、それぞれの特性を踏まえて組み合わせるのが現実的な選択肢です。一点物という商材の性質上、複数チャネルへの同時掲載は販売機会を広げるうえで有効です。

一方で、併売には一点物の管理工数や売り越し、古物営業法への対応といったリユース特有の課題が伴います。これらは人手だけではなく、状態ランクや値付けの標準化と、在庫・受注・商品情報の一元管理という仕組みで解決できます。

市場の成長を事業成果につなげるには、運営体制や管理の仕組みを早い段階で整えることが重要です。参入や多チャネル化の検討にあたっては、テンポスターの無料お試しなども活用しながら、自社に合う管理体制づくりから始めてみてください。