EC一元管理はTEMPOSTAR(テンポスター)

複数ネットショップにおける在庫管理で最後の1個を特定のモールのみで販売したい場合

複数ネットショップにおける在庫管理で最後の1個を特定のモールのみで販売したい場合

TEMPOSTAR(テンポスター)について、こんな使い方があります!といった内容を発信しております。

今回は複数ショップにおける在庫管理にて、最後の1個を売り切るにあたってのリスクと効果的な利用方法ついてお話しします。

販売チャネルを増やし、様々な顧客へのアプローチのためには、複数モールへの販売が非常に重要です。そこで、複数モールに展開した商品の在庫をTEMPOSTARを介して同期するのが、基本的な在庫管理機能の使い方になります。

しかし、

  1. 各モールでの販売をTEMPOSTARに取り込み、TEMPOSTAR内部の在庫を減算
  2. TEMPOSTARでの減算分を各モールに送信する
  3. 各モールのシステムがTEMPOSTARからの指示を反映させる

といったように、システムそれぞれの処理間隔や処理時間により複数ショップでの同時購入時はどうしても売り越しがリスクとなります。

そこで今回は「在庫分配率」の機能を用いてリスクを回避する方法について案内します。
設定個所:「歯車アイコン > 在庫管理設定 > ショップ名」とクリックし、編集画面にて設定できます。
※詳細はこちら FAQ:【在庫管理】「在庫分配率」とは? 

「在庫分配率」とは「各ショップに対して、TEMPOSTARの在庫のうち ○○% を反映する」という設定なのですが、こちら小数点以下が切り捨てとなるため、例えば99%を設定しておくと、常に「{想定在庫数}-1個」の在庫数が各ショップに反映されます。そのため、残り個数が1個になった時点で特定のショップでのみ購入可能な状態にできます。

注意点として、2個以上同時に購入されると弱いので、必要に応じて「保留在庫数(※1)」を活用し、更にイレギュラー用の在庫を確保しておいたり、スーパーセールなどのイベントの際は、イベント対象外店舗の想定在庫連動設定を「停止依頼(※2)」にすることで、販売できないようにするなど調整してみましょう。

※1「保留在庫数」とは
「想定在庫数」で設定した数のうち、販売せずに保管しておきたい在庫数を設定します。例えば、想定在庫数を100、保留在庫数を20と設定した場合、差分の80が購入可能数として在庫反映されます。想定在庫数が0になっても、保留在庫数から自動で補充はされません。

※2 在庫連動設定の「停止依頼」について
「停止依頼」に設定した際には、TEMPOSTAR上に登録されている在庫数に関わらず在庫数「0」でショップへ在庫反映を行った上で在庫連動状態が「連動しない」に切り替わります。TEMPOSTAR側に登録してある在庫数が「0」に書き換わるなどの影響はございません。

今回は以上となります。

在庫管理資料ダウンロード

TEMPOSTARの在庫管理機能について紹介します。概念、運用の流れ、使用メリット、設定方法、効率化など説明していきます。

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