ECサイト・ネットショップ運営者様にとって「受注」「発注」「在庫の管理」は悩みのひとつだと思いますが、これらの業務は売上にどのような影響を与えているのでしょうか?
本ページでは、ECサイトやネットショップにおける「受注」「発注」と、売上の関係についてご紹介します。
「受注」と「発注」とは?

受注とは、お客さまからの注文を受けることであり、その売上データを元に発送処理を行うことです。対して発注とは、足りなくなった商品を取引先に対して注文することです。
通常の受発注の流れは、受注があった商品を出荷し、出荷したことによってなくなった商品を新たに発注する、ということになります。受注と発注において大切なのは、全ての作業が連携し、ミスなく、最速で行えることです。手作業で行うと、“ミスが発生しやすく時間がかかりすぎる”、“複数人が個々で管理し色々なところにデータが分散してしまう”ということが起こってしまいます。
運営ショップの受注状況はすぐに反映されていますか?
売れて足りなくなってしまった商品は、早めに発注して補充しなければなりません。そのためには受注の後、売れたという情報がすばやく在庫に反映されることが大切です。そうすることによって、『商品が足りないから発注をしなければならない』という情報がすぐにデータとして反映され、商品のロス管理を行うことができます。
すばやく在庫に反映させるためには受注状況の一元管理が必要です。特に、複数のショッピングモールに出店している場合や実店舗とネットショップを経営している場合には、2つの受注状況を一括して管理する仕組みになっていないと受注状況をすぐに確認することができなくなってしまいます。
適正な在庫管理が必要な理由

『売れたものをすぐに在庫に反映し、どの商品がどのくらいあるのか常に最新の情報で把握する』のが在庫管理です。この在庫管理もとても大切なのですが、理由は大きく2つあります。
1.過剰在庫の防止
在庫の管理が適正に行われないと、過剰な在庫を抱えて売れずに廃棄せざるを得なくなったり、時間が経過することで商品価値がなくなったりしてしまいます。倉庫を借りている場合は、必要のない商品に対して保管料を払わなければならないということも起こり得るため、在庫を管理して過剰在庫を防止する必要があります。
2.機会損失の防止
受注に見合うだけの在庫が足りない、発注したけど間に合わないといった場合には、注文を受けられず売上の機会を失うことになってしまいます。『売れるはずの機会を逃さずに売る』というのはとても重要なことです。在庫切れや入荷待ちの表示が常に出ているようなショッピングサイトではお客さまの信用もなくなり、その経営に不安をもつ人もいるかもしれません。
また、キャンペーンやイベント実施する際も、在庫管理や受発注の仕組みが整っていれば多くの受注も問題なく対応できますが、在庫管理の仕組みができていないと、売りたくても売れない状況になってしまいます。機会損失を防止する意味でも、在庫管理は大切です。