EC一元管理はTEMPOSTAR(テンポスター)

予約販売とは?ECサイトの予約販売で在庫リスクを軽減!導入メリットや集客戦略を解説

予約販売の仕組みと複数モールでの運用を解説する記事のアイキャッチ画像

複数EC運営の効率・売上アップができる!

TEMPOSTAR(テンポスター) は複数ネットショップ運営のバックエンド業務を自動化・効率化する機能や運用効率を高める特徴的な機能を多数搭載しています。

TEMPOSTAR とは

TEMPOSTARはEC一元管理システムに必要な機能の全てをワンストップで提供します!
ASPタイプでありながらカスタマイズに対応可能。事業の成長にあわせて一生使えるEC一元管理システムです。

TEMPOSTARの機能一覧

商品管理資料ダウンロード

TEMPOSTARの商品管理機能について紹介します。特徴、運用の流れ、管理画面の構成、効率化を行う機能などをご説明します。

» 無料の商品管理資料をダウンロード

在庫リスクを抑えて効率的に売上を伸ばす手法として注目されているのが、ECサイトでの予約販売です。「新商品を販売したいけど、在庫を抱えるのが不安…」そんな悩みを持つ方にこそ、予約販売は有効な選択肢となります。

本記事では、予約販売の基礎知識から、モール・カート別の対応状況、複数の店舗で予約販売を行うときの在庫と受注の扱いまでを解説します。

特に、複数のモールやカートを並行して運営している事業者の方に向けて、運用でつまずきやすい点を整理しました。予約販売は「受注を先に取る」という点で通常販売と異なるため、在庫の持ち方も受注処理の流れも変わります。

自社の販売チャネルに当てはめながら読み進めてください。

目次

ECサイトにおける予約販売とは?

ECサイトにおける予約販売とは?

予約販売とは、まだ販売が開始されていない商品やサービスを、事前に顧客からの注文を受け付ける販売形態です。以下のような、幅広い分野で活用されています。

  • アパレル業界の新作コレクション
  • エンタメ業界のコンサートチケット
  • 食品業界の季節限定商品

ECサイトにおける予約販売は、顧客の「ほしい」という気持ちをいち早く捉え、計画的な販売を可能にする強力な武器になるでしょう。また、単に注文を受けるだけでなく、顧客とのつながりを深め、ブランドロイヤリティを高める効果も期待できます。

需要予測の精度向上、在庫管理の最適化、安定した売上予測などのすべてが、ECサイトの予約販売がもたらす可能性といえるでしょう。

ECサイトの予約販売の種類

ECサイトの予約販売の種類

ECサイトの予約販売は、販売戦略や商品の特性に合わせてさまざまな形式があります。具体的な種類は以下のとおりです。

  • 完全予約
  • 受注生産
  • 先行予約
  • 特殊な予約販売

それぞれのメリットやデメリットを理解し、自社のビジネスモデルや顧客ニーズに最適な形態を選択することが、予約販売成功への第一歩です。以下で、それぞれの予約販売方法について詳しく解説します。

種類内容向いている商品在庫リスク
完全予約一定期間だけ予約を受け付け、集まった注文数だけを生産する数量限定フィギュア、限定版CDなど需要予測が難しい商品最も小さい(注文数だけ作る)
受注生産注文を受けてから1件ずつ生産するオーダーメイド家具、カスタムジュエリー、名入れギフトほぼゼロ(在庫を持たない)
先行予約正式な販売開始前に、優先的に予約を受け付ける人気ブランドの新作、最新スマートフォン、話題の書籍中(一般販売分の見込みが必要)
特殊な予約販売非公開の先行予約、期間限定のコラボ商品、一定数の応募がないと販売しない商品など企画性の高い商品企画による

在庫リスクを抑えたいなら完全予約か受注生産、売上の早期確保が目的なら先行予約が基本の選び方です。自社の目的と商品の特性に合わせて選んでください。

ECサイトで予約販売のメリット

ECサイトで予約販売のメリット

ECサイトで予約販売を導入することは、企業に以下のさまざまなメリットをもたらします。

  • 在庫リスクの軽減
  • キャッシュフローの改善
  • 季節イベントの事前予約受付による販売期間の延長

予約販売を戦略的に活用できれば、企業はより効率的な運営や顧客満足度の向上を実現し、競争の激しいEC市場で優位性を確立できるでしょう。以下で、予約販売のメリットを詳しく紹介します。

メリット1:在庫リスクの軽減

予約数に基づいて生産量を調整できるため、売れ残りを抱えずに済みます。アパレル業界では、予約期間中に集まった注文数から生地の発注量を決める運用が定着しています。在庫が減れば倉庫スペースにも余裕が生まれ、商品ラインアップの拡充に回せます。

メリット2:キャッシュフローの改善

予約時に代金の一部または全額を受け取ることで、商品を引き渡す前に資金を確保できます。ブランド品や高級家具では、前金を受け取り、入荷確定後に残金を支払う方式が使われています。確保した資金は広告宣伝費や仕入れに充てられ、生産計画の安定にもつながります。

メリット3:季節イベントの事前予約受付ができ、販売期間を伸ばせる

クリスマスケーキやおせちのように、販売期間が短い商品ほど予約販売の効果が出ます。他社より早く予約を受け付ければ、購入予定者を先に押さえられます。早期予約特典を設ければ、さらに前倒しで需要を確保できます。

ECサイトで予約販売のデメリット

ECサイトで予約販売を導入すると多くのメリットを享受できます。しかし、いくつかのデメリットも存在するため、事前に理解しておきましょう。具体的なデメリットは以下のとおりです。

  • 在庫リスクの増大
  • 管理コストと運用の複雑化
  • 顧客体験の低下と機会損失

以下でそれぞれのデメリットを詳しく紹介します。

デメリット1:在庫リスクの増大

予約販売は在庫リスクをゼロにする手法ではありません。需要を過大に見積もったり、キャンセルが多発したりすれば、過剰在庫を抱えます。トレンド商品や季節限定品は予測の誤差が大きく、保管コストの増加や廃棄ロスにつながります。

デメリット2:管理コストと運用の複雑化

予約受付から発売日までの顧客情報・注文状況の管理、入金確認、ステータス更新が発生します。発売日に合わせた一斉発送や予約順での出荷など、物流の対応も通常販売とは別立てになります。

デメリット3:顧客体験の低下と機会損失

予約から受け取りまでの待ち時間が長いほど、顧客の熱意は冷めます。仕様変更や発売延期が起きたときに連絡が遅れると、不信感につながります。「すぐ欲しい」というニーズには応えられないため、他社製品に流れる機会損失も発生します。

ECサイトで予約販売を導入する前に考えるべきこと

ECサイトで予約販売を導入する前に考えるべきこと

ECサイトで予約販売を導入する際には、いくつかの重要な検討事項があります。具体的な検討事項は以下のとおりです。

  • ターゲット顧客層の分析
  • 販売商品の選定と価格設定
  • 納期設定と情報開示
  • キャンセルポリシーの明確化
  • 顧客対応体制の構築

これらの要素を事前に検討することで、予約販売の成功率を高められるでしょう。前述したメリットとデメリット、業態や扱う商品の特性などを総合的に勘案したうえで、予約販売を導入するのがおすすめです。以下で、それぞれの検討事項について詳しく解説します。

ターゲット顧客層の分析

顧客のニーズ・購買行動を把握し、商品と価格の設定に反映します。

販売商品の選定と価格設定

需要が見込まれる商品、希少価値の高い商品、季節性の高い商品が予約販売に向いています。価格は商品の希少性、生産コスト、競合商品の価格から適正値を見極めます。

納期設定と情報開示

納期は余裕を持って設定してください。納期の遅延は顧客の信頼を損ない、キャンセルの要因になります。生産状況や物流状況を考慮し、遅延が発生した場合は迅速かつ誠実に連絡します。

キャンセルポリシーの明確化

トラブルを未然に防ぐため、以下の4点を明記したキャンセルポリシーを作成し、商品ページと予約確認メールに掲載してください。

  • キャンセル可能な期間
  • キャンセル料の有無
  • キャンセル方法
  • 返金方法

なお、キャンセルポリシーを定める際は、法律や消費者保護に関する規定を遵守し、顧客に不利な内容にならないよう配慮する必要があります。

顧客対応体制の構築

予約から到着までの期間が長いほど問い合わせは増えます。複数の窓口を用意し、よくある質問集を作って顧客自身で解決できる状態にしてください。

予約販売開始前の告知戦略

予約販売開始前の告知戦略

予約販売を開始する前に、顧客の期待感を高め、予約数を最大化するための告知戦略を綿密に計画しましょう。

SNSを活用した情報発信、メールマガジンによる告知、インフルエンサーとの連携、広告運用など、さまざまな手法を組み合わせることで、より多くの顧客に予約販売をアピールできます。ここからは、予約販売開始前の告知戦略について、詳しく解説します。

SNSを活用した情報発信

予約開始前の告知では、「いつから予約できるか」を先に伝えることが効果を左右します。商品の魅力を伝える投稿と、予約開始日時を告知する投稿は分けてください。ターゲット層に合わせてInstagram、X(旧Twitter)、LINEなどを選び、予約開始の直前にもう一度リマインドします。

メールマガジンによる告知

既存顧客はすでに購入歴があるため、予約販売の情報を受け入れやすい層です。予約開始の告知と、予約特典の案内を1通にまとめないでください。特典を後から知らせると、告知を見逃した顧客にも再度接点を作れます。

インフルエンサーとの連携

発売前の商品はレビューが存在しないため、実物を見た第三者の発信が購入の後押しになります。サンプルを事前に提供できるかが選定の分かれ目です。フォロワー数より、予約開始日に合わせて投稿してもらえるかを優先してください。

広告運用

予約販売の広告は予約受付期間という締め切りがある点が通常商品と違います。期間が短いため、配信開始から数日で効果を判断し、予約開始直後に配信を集中させる設計にします。

予約販売期間中の集客戦略

予約販売期間中の集客戦略

顧客の購買意欲を刺激し、予約数を最大化するためには以下の集客戦略が重要です。

  • 限定特典や割引の提供
  • レビューキャンペーン
  • SNSキャンペーンの実施

さまざまな施策を組み合わせて、商品の魅力を消費者に訴求しましょう。予約状況を見える化し、状況に応じてマーケティング戦略を随時見直すことも重要です。以下で、予約販売期間中の集客戦略について、詳しく紹介します。

早期予約特典による限定感と特別感の創出

早期予約特典は、予約開始直後に注文を集めるための施策です。価格の割引、先行入手権、限定コンテンツなどを設定します。期間や数量の条件を明確に示してください。

初動で予約が集まると、その時点の予約数を基に生産量を判断できます。特典は「早く決めてもらう」ための投資であり、値引きそのものが目的ではありません。

ストーリーテリングと限定コンテンツによる期待感の醸成

予約から到着までは待ち時間が生まれます。この期間に開発の背景や制作過程を段階的に公開すると、待つこと自体が体験になります。

コミュニケーションの活性化と顧客エンゲージメントの強化

予約者からの問い合わせは、発売日と発送時期に集中します。よくある質問を先回りして商品ページに掲載し、進捗に変更があれば予約者へ個別に連絡してください。待たせている間の情報提供が不足すると、キャンセルにつながります。

予約販売が可能なモール・カートを比較

予約販売が可能なモール・カートを比較

ECサイトで予約販売を導入する際は、自社のビジネスモデルや予算に最適なプラットフォームを選択することが重要です。

さまざまなプラットフォームが存在しますが、それぞれ特徴や機能、料金体系、サポート体制などが異なります。以下で代表的なプラットフォームを紹介するので、特徴を理解して、最適なプラットフォームを選択してください。

Shopify

Shopifyは、世界中で利用されている人気のECプラットフォームであり、拡張性と多機能性が魅力です。

豊富な拡張機能を活用することで、予約販売だけでなく、マーケティング施策や顧客管理、在庫管理などを効率的に行えます。

料金プランが複数準備されているため、自社の規模や必要な機能に合わせて選択できるのが特徴です。Shopifyはこれらの特徴があるプラットフォームであるため、EC運営初心者から大企業まで多くの顧客に選ばれています。

BASE

BASEは、初期費用や月額費用を抑えたい方や、手軽にECサイトを開設したい方におすすめのプラットフォームです。シンプルな操作性で、初心者でも簡単に予約販売を開始できます。

BASEの最大のメリットは、立ち上げたECサイトで売上が発生するまでは、利用料や手数料がかからない点です。また、予約販売Appを利用することで、予約期間の設定、予約受付数の制限、顧客への自動通知などを簡単に行えるのでおすすめです。

makeshop

makeshopは、デザインにこだわりたい方や、本格的なECサイトを運営したい方におすすめのプラットフォームです。

デザインも豊富であるため、自分好みのECサイトを簡単に構築できます。予約販売機能も標準搭載されているため、本格的な予約販売を導入したい方におすすめです。

楽天市場

楽天市場は日本最大級のオンラインショッピングモールです。食品、ファッション、家電、日用品から旅行、書籍まで、あらゆるジャンルの商品がそろう圧倒的な品揃えが特徴です。

買い物で楽天ポイントが貯まり、ほかの楽天サービスや提携店でも使えます。SPU(スーパーポイントアッププログラム)でポイント倍率が上がる仕組みや、楽天スーパーSALEなどの大型セールも魅力です。

また、クーポン発行、多様な広告メニュー、レビュー機能など、売上アップにつながる機能が充実しています。決済システムの提供や、物流代行サービス「楽天スーパーロジスティクス(RSL)」など、運営を効率化するインフラも整っています。

Yahoo!ショッピング

Yahoo!ショッピングを利用すれば、低コストでネットショップを開設・運営が可能です。PayPayとの連携が強固で、ユーザーはPayPay残高払いやポイントを利用し、お得に買い物を楽しめます。ソフトバンク・Y!mobileユーザー優遇も特徴です。Yahoo! JAPANの集客力を背景に、多彩なキャンペーンで販促を強化できます。

また、ストアのデザインや顧客へのメールマガジン配信など、比較的自由度の高い店舗運営が可能なので、独自性を出したいと考えている方におすすめです。

複数モールで予約販売するときの在庫と受注の注意点

複数のモールやカートで同じ商品を予約販売すると、単一店舗のときには起きない問題が出てきます。計算式や設定手順は各モールのマニュアルどおりで問題ありませんが、在庫と受注の持ち方だけは自分で設計する必要があります。

予約在庫と通常在庫を分けて考える

予約販売でまず決めるのは、予約分の在庫をどこから出すかです。

在庫120個の商品を楽天市場・Yahoo!ショッピング・Amazonの3モールで予約販売する場合、考え方は2つあります。

  • モールごとに割り振る:各モールに40個ずつ配分する。管理は単純だが、1つのモールで41件目の予約が入った時点で機会損失が出る。他のモールに在庫が余っていても売れない
  • 共通の在庫プールから引く:120個を3モールで取り合う形にする。売り逃しは減るが、在庫が減るタイミングの違いが効いてくる(次項)

割り振り方式は「配分を間違えた分だけ売り逃す」構造です。予約販売は発売前に需要を測る手法なので、需要が読めない段階で配分を固定するのは目的と矛盾します。(上記は説明のために設定した数値です)

予約注文で在庫が減るタイミングはモールによって違う

ここが最も見落とされる点です。予約注文が入ったときに在庫数が減るタイミングは、モールによって仕様が異なります。

TEMPOSTARのサポートサイトで公開されている情報では、予約注文が発生したときの挙動はモールごとに違います。

モール予約注文が入ったときの在庫の減り方
楽天市場予約注文の段階では在庫数は変動せず、注文が確定した時点で想定在庫数が減算される
Yahoo!ショッピング通常注文と同様に、注文時点で想定在庫数が減算される
au PAY マーケット通常注文と同様に、注文時点で想定在庫数が減算される
Amazon通常注文と同様に、注文時点で想定在庫数が減算される
futureshop通常注文と同様に、注文時点で想定在庫数が減算される

これはTEMPOSTARのサポートサイトに記載のある5つのモール・カートについての情報です。ここに挙げていないサービスの挙動は別途確認してください。

楽天市場だけが「予約の段階では在庫が減らない」という点が実務では効いてきます。

共通在庫で運用していると、楽天市場に入った予約分が在庫から引かれないまま、他のモールで販売が続きます。その結果、楽天市場の予約が確定した時点で在庫が足りず、売り越しになる可能性があります。

対策は2つです。

  • 楽天市場の予約受付数を手元で別途カウントし、共通在庫から差し引いて考える
  • 楽天市場だけ予約分を切り出した在庫で運用する(管理は増えるが、売り越しは防げる)

モールごとに予約開始日時がずれると何が起きるか

複数モールで同じ日に予約を開始する場合、各モールの管理画面で1つずつ商品を公開状態にする必要があります。手作業だと日付が変わる瞬間に管理画面を順番に開いて回ることになり、先に公開したモールにアクセスが集中して、あとから公開したモールの初速が落ちます。

予約販売は開始直後の初動が売上を左右する手法です。告知した時間にすべてのモールで買える状態になっていないと、告知の効果を取りこぼします。商品情報の公開を予約できる機能があれば自動化できます(後述)。

予約注文と通常注文をどう見分けて処理するか

予約注文は出荷が後倒しになる点が通常注文と違います。同じ受注一覧に並んでいると、発売日前の予約注文に出荷指示をかけてしまう事故が起きます。一元管理システムに取り込む場合も、予約注文が通常注文として扱われる仕組みであれば区別は自分で付ける必要があります。

次の3点を決めておいてください。

  • 予約注文にタグや区分を付けて、通常注文と分けて抽出できるようにする
  • 出荷指示をかける対象から予約注文を除外するルールを作る
  • 発売日が近づいたら、予約注文だけを抽出してまとめて出荷指示に回す

配送日の計算にも注意が必要です。予約注文だけ配送日の計算ルールを変えることはできません。発売日を加味した配送日を自動計算させようとせず、発売日が確定した時点で該当する受注をまとめて更新する運用のほうが確実です。

複数モールの在庫を1つにまとめる仕組みについては、EC一元管理システムとはで解説しています。在庫を横断して持つ仕組みそのものは在庫管理機能をご覧ください。在庫の持ち方を数字で見直す場合は、在庫回転率の計算方法もあわせて確認してください。

複数モールの予約販売をTEMPOSTARで運用する

EC一元管理システム「TEMPOSTAR(テンポスター)」は、予約注文の受注情報を取り込むことに対応しています。各モールで受け付けた予約注文をTEMPOSTARに集約し、通常の受注と同じ画面で確認できます。

予約販売の受注の受け付けそのものは、各モール・カート側の機能で行います。TEMPOSTARが担うのは、受け付けたあとの受注データの取り込みと、在庫の連動です。

商品情報の公開は、予約反映機能で発売開始の日時に合わせて設定できます。日付が変わると同時に各モールで販売を開始したい場合も、管理画面を順番に開いて回る必要がありません。在庫は5分間隔で各モールに反映されます(在庫API連携に対応しているモールではリアルタイムから5分間隔)。

一方で、予約注文だけ配送日の計算ルールを変えることはできません。取り込まれた予約注文は通常注文として扱われるため、配送日が指定されていない受注は通常の条件で配送日が計算されます。前述のとおり、発売日が確定した時点でまとめて更新する運用をおすすめします。

季節性の高い商品を扱う場合、シーズン前の商品登録が集中します。スノーボードなどのスポーツ用品を扱う株式会社鶴月・社中の事例では、導入前は複数のネットショップそれぞれの管理画面に入って作業する必要があり、在庫数の変更に1商品あたり最低5分以上かかっていました。導入後は該当の商品を検索して1箇所だけ変更すれば各モールの在庫数が一括で更新できるため、1分も掛からないうちに対応できるようになっています。

複数モールでの予約販売の運用について詳しく知りたい方は、資料ダウンロードページから資料をご覧ください。

商品管理機能の詳細はコチラ

予約販売に関するよくある質問

予約販売と受注生産はどう違いますか?

予約販売は、発売日や入荷日が決まっている商品の注文を事前に受け付ける形式です。受注生産は、注文を受けてから個別に生産を始める形式で、発売日という概念がありません。

予約販売は在庫を先に確保するか生産計画を立ててから受け付けるのに対し、受注生産は注文ごとに作るため、納期も1件ずつ変わります。

予約販売はどのモール・カートでもできますか?

サービスによって異なります。標準機能として備わっているもの、アプリやオプションの追加が必要なもの、対応していないものがあります。

また、対応していても決済手段や利用プランに条件が付く場合があります。導入前に、利用しているモール・カートの最新の案内を確認してください。

予約商品と通常商品の在庫は分けて管理する必要がありますか?

必須ではありませんが、分けたほうが安全です。共通の在庫プールから引く方式は売り逃しを減らせる一方、予約注文で在庫が減るタイミングがモールによって違うため、管理が複雑になります。

特に楽天市場は予約の段階では在庫が減らないため、他のモールと同じ扱いにすると売り越しの原因になります。

予約販売でキャンセルが出た場合はどうなりますか?

キャンセルポリシーを事前に定めておく必要があります。キャンセル可能な期間・キャンセル料の有無・キャンセル方法・返金方法の4点を明記し、商品ページと予約確認メールに掲載してください。

なお、決済手段によっては、発送予定日に関わらず与信期間の経過で自動的にキャンセルになるサービスがあります。発売日が遠い商品では、利用しているカートの仕様を確認しておいてください。

まとめ:ECサイトでの予約販売の特性を理解してから導入しよう

ECサイトの予約販売は、在庫リスクの軽減とキャッシュフローの改善という明確なメリットがある一方、キャンセルリスクや納期遅延リスクも伴います。導入前にメリットとデメリットを整理し、自社が許容できる範囲かを確認してください。

複数のモールやカートを運営している場合は、予約販売の可否だけでなく、決済の期限と在庫の減るタイミングを確認してください。サービスによって仕様が異なり、発売日が遠い商品ほど制約が効いてきます。予約在庫を通常在庫と分けるかどうかも、予約を受け付ける前に決めておく必要があります。

準備を整えたうえで導入すれば、予約販売は在庫を抱えずに売上を確保できる有効な手段になります。