EC一元管理はTEMPOSTAR(テンポスター)

Amazon FBAとは|EC一元管理システムとの連携についても解説!

複数EC運営の効率・売上アップができる!

TEMPOSTAR(テンポスター) は複数ネットショップ運営のバックエンド業務を自動化・効率化する機能や運用効率を高める特徴的な機能を多数搭載しています。

TEMPOSTAR とは

TEMPOSTARはEC一元管理システムに必要な機能の全てをワンストップで提供します!
ASPタイプでありながらカスタマイズに対応可能。事業の成長にあわせて一生使えるEC一元管理システムです。

TEMPOSTARの機能一覧

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TEMPOSTARのサービス紹介・特長・一元管理の説明・連携サービス・料金・ご契約などをご説明します。

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EC市場の規模が拡大すればするほど、複数モールでのショップ運営が一般化するのがセオリーです。販路拡大と同時に、物流と在庫管理の複雑化が課題として浮上しています。

この記事ではAmazon出店者にとって、効率的な物流・在庫管理で売上獲得につながる仕組みである、Amazon FBA(フルフィルメント by Amazon)とは何かを解説します。より効率的なEC事業を行うためのさまざまな方法も紹介しました。

すでにAmazonに出店している・これから出店を検討している出店者も、ぜひAmazon FBAについての理解を深めてください。

Amazon FBA(フルフィルメント by Amazon)とは?

Amazon FBA(フルフィルメント by Amazon)とは?

現在日本のEC市場は、以下のモール型ECプラットフォームが高いシェアを占めています。

  • Amazon
  • 楽天市場
  • Yahoo!ショッピング

特にAmazonは流通総額6.8兆円と、楽天市場・Yahoo!ショッピングを抜いて1位です。上位トップ5におけるAmazonの売上構成比は、45%以上の高いシェアを誇ります。

Amazon FBAの正式名称は、フルフィルメント by Amazonです。商品の保管や受注処理・発送・カスタマーサービスなどのEC関連業務を、出店者から請け負っています。出店者は、取り扱い商品をAmazonフルフィルメントセンターと呼ばれる倉庫へ送るだけです。到着後の作業はすべてAmazonが代行します。

Amazon FBAの主な特徴

FBAは主に以下の項目を特徴としています。

在庫保管および管理場所FBA拠点倉庫にて在庫の保管および管理業務を行う
受注処理FBA拠点倉庫にある商品の受注処理は、Amazonが行う
配送スピードAmazonプライム対象となり、即日発送が可能
カスタマーサービス購入者の問い合わせや返品対応もAmazonが行う

受注後の処理から発送後の購入者対応までのすべての業務を、自社で行わずAmazonに委託可能です。EC業務に占める多くの工程を大きく削減できます。

Amazon FBAの導入で変わること

FBAの導入は、自社のEC業務を大きく変化させます。

  • 受注後の梱包や発送作業を外注できるので、業務負荷の軽減が実現する。
  • 購入者からの問い合わせや返品希望もAmazonが対応するので、自社が行っていたカスタマーサービス内容の見直しが可能になる。
  • 取り扱い商品にプライムマークが付与され、顧客からの信頼や配送スピードが向上し、競合他社との差別化ができる。
  • プライムデーやAmazonのイベント開催時に受注数が増加しても、柔軟に対応できる(FBAの比率を増やす、繁忙期の在庫コントロールを行うなど)。

以下で、AmazonはFBAでどのような業務を担うのか見ていきましょう。

Amazonが行う業務

Amazonが行う業務

FBAは、Amazonに出店している事業者が業務改善策として導入する場合が多いです。しかし、Amazonへの出店開始のタイミングで、アカウントの作成と同時にFBAを導入・登録する場合もあります。FBAの運用開始には、前提としてAmazonアカウントが必要です。

FBAのサービスを利用するために商品をFBA拠点倉庫に納品すると、Amazonでは次の業務を行います。

  • 保管:納品された商品を受け入れて検品し、FBA拠点倉庫内に在庫として保管。
  • 受注:購入者から入った注文情報の処理と管理を行う。
  • 発送:出荷商品をピッキングし、梱包したのち購入者に向けて発送する。
  • 返品・カスタマーサービス:購入した商品の返品受付や購入者サポートの対応。

各業務を具体的に確認するため、ぜひ以下の解説をご覧ください。

Amazonが行う業務|納品と保管

出店者はセラーセントラルと呼ばれる管理画面を使い、FBA拠点倉庫への納品作業を行います。その手順は以下の通りです。

  1. Amazonに商品登録を行い、出荷元をAmazonに設定する
  2. Amazonへの納品予定数量分の商品ラベルを作成し、商品に貼付する
  3. Amazonに納品する商品を梱包し、送り状を貼付する
  4. FBA拠点倉庫への納品手続きを行い、指定されたFBA拠点倉庫へ発送する
  5. FBA拠点倉庫での商品受け入れ完了後、在庫はセラーセントラルで確認できる

FBA拠点倉庫に納品された商品は、Amazonで荷受けし、出店者が事前に作成した納品プランと呼ばれる納品計画書と照合されます。内容に誤りがないか確認して在庫登録が行われると、出店者がセラーセントラルから確認が可能です。

そして、商品はFBA拠点倉庫の最適な環境下で保管され、購入者からの注文に備えるのです。

Amazonが行う業務|お客様からの受注と商品の発送

購入者からの注文がAmazonに入ると、注文情報を受信しFBA拠点倉庫から商品を発送します。FBAの取り扱い商品はAmazonプライム対象なので、最短即日発送も可能です。商品を発送するための作業を迅速に行ってくれます。

受注商品の在庫を確保しピッキングすると、すぐに梱包・出荷します。Amazonには出荷時の梱包ルールがあり、FBAで採用しているのも同じルールです。

FBA拠点倉庫からの発送では、商品に最適な配送会社を選択するために複数の配送会社が用意され、それぞれが購入者の元へ商品を発送しています。出荷作業が完了すると、Amazonから購入者へ発送通知が行われる仕組みです。

Amazonが行う業務|返品・カスタマーサービス

FBAを利用し出品・出荷した商品は、自社出荷との区別ができるようにセラーセントラルで確認が可能です。FBAから出荷した商品は、購入後のカスタマーサービスも含め、すべてAmazonで管理を行います。

購入者からの返品希望や購入後の問い合わせに関して、FBAはAmazonの返品ポリシーに基づいて行います。購入者は24時間365日、電話やメールでカスタマーサポートへの問い合わせが可能です。

Amazonウェブサイトには、購入者向けのヘルプページや、問題発生時の問い合わせ方法に関する詳細情報を掲載し、購入者からの返品希望に対しては手続き方法に関する案内を行います。

返品が確定すると商品が購入者からFBA拠点倉庫に返送されます。返送品の受け取りから返金の処理もすべてFBAが行うため、手間がかかりません。

Amazon FBAのメリット|業務効率化

Amazon FBAのメリット|業務効率化

FBA導入による業務効率化には多くのメリットがあります。

  1. 物流業務の多くをFBAに委託するので、時間の効率化が実現できる。空いた時間を販促活動や売上向上対策にあてられる。
  2. Amazonプライムで送料無料となり、送料有料の競合他社と差別化できる。
  3. AmazonにはFBA商品を検索で上位表示する仕様があり、配送スピードやカスタマーサポートで顧客満足度の高い商品と認定。購入者に安心感を与えられる。
  4. Amazonでは、1ページ1商品のルールが存在する。同一商品に複数の出品者がいた場合、FBA商品を優先表示するのでカート獲得ができる。カート獲得した店舗は成約率が上がり売上アップにもつながる。
  5. FBA商品は決済方法の選択肢が多く、代引き決済やコンビニ払いにも対応している。豊富な決済方法を購入者に提案できるので、顧客サービスとしても効果的。
  6. FBA海外配送プログラムの利用が可能。この仕組みを利用すれば海外展開も視野に入れやすい。
  7. Amazon以外のECサイトにも出店している場合、ほかのECサイトで購入された商品の発送をFBAマルチチャネルサービスを使ってAmazonで代行可能。

業務改善と売上アップに大きな成果をもたらすといえるでしょう。

Amazon FBA導入の好事例|業務効率化で目標の3倍近い売上を獲得

FBAを導入し売上が向上した出店者も多いです。受注処理から配送までの作業時間をFBAに外注し、空いた時間を商品ページや広告単価の最適化業務にあてて業務を改善できます。その結果、導入2ヶ月で月間目標に対して3倍以上の売上を達成した会社もあるほどです。

出店者の定休日でも関係なく、24時間365日商品を配送できる体制を叶えられるのがFBAです。購入者が今すぐほしいと感じるニーズに応える環境が実現し、顧客満足度の向上にもつながっています。

Amazon FBAにはデメリットもある

Amazon FBAにはデメリットもある

Amazonでネットショップを運営している出店者にとってFBAの導入には、業務効率化や売上の改善、顧客満足度の向上といったメリットがあります。しかし、以下の注意点に関しても導入前に十分確認せねばなりません。

  • FBA導入にあたり発生する手数料を把握する
  • 取り扱い商品の制限について把握する

どんな有益なサービスにもデメリットがあります。FBAを導入した場合のデメリットについてもあらかじめ理解しておきましょう。

Amazon FBAのデメリット|手数料などの費用を把握しておこう

FBAには、倉庫の在庫保管料や利用手数料などの費用が発生します。

在庫保管手数料FBA倉庫に保管されるすべての商品に対してサイズ別に適用
配送代行手数料商品1点あたりのピッキング・梱包・配送・カスタマーサービス・返品など代行業務全般に適用
長期在庫保管手数料365日を超えて保管される商品に適用
納品不備受領作業手数料Amazonが定めたルールに沿わない内容で納品された商品に対して適用(ラベル未貼付・FBA追加作業が発生など)
返送/所有権の放棄手数料FBA在庫を自社に返送・廃棄した場合に発生する手数料
購入者返品手数料Amazonがお客様からの返送料を無料にした場合の手数料

FBA料金シミュレーターを使い、複雑な手数料体系を事前に把握するのも有効です。

Amazon FBAのデメリット|取り扱い商品の制限があるのを把握しておこう

FBAには、Amazonのルール上倉庫で保管できない商品があります。

  • 日本の規格および法律を満たしていない商品
  • 室温で保管できない商品
  • 生きている動物、死亡した動物を含むすべての動物
  • 植物の種子を含むあらゆる商品
  • 危険物および化学製品
  • 出品に必要な届出や許可取得などが行われていない商品
  • 医療機器・医薬品
  • 金券類、ゴールド、プラチナ、銀などの貴金属バー・インゴット・地金
  • 古銭・古札

参考:FBA禁止商品

ほかにも保管できない商品が何種類かあるので、該当がないかあらかじめ確認しましょう。

Amazon FBAで成果をあげるために|在庫管理の重要性

Amazon FBAで成果をあげるために|在庫管理の重要性

Amazonでの販売力強化にFBAが与える影響は非常に大きいです。しかし、FBAで成果をあげるには、適切な在庫管理が大切となります。Amazonが考える在庫管理には、大きく4つの目的があげられます。

  • 業務効率と生産性の向上
  • 管理コストの削減
  • 健全な営業体制の維持と定期的な見直し
  • 商品の在庫切れ防止など機会損失の削減

Amazonで売上を伸ばすには、在庫切れによる販売ロスを防ぐため、適切な在庫管理が何よりも重要です。そのうえでFBAの活用は効果的ですが、拠点倉庫に保管された在庫の把握は、セラーセントラル上での管理に限定されてしまいます。在庫状況を可視化しにくい状態が懸念されるでしょう。

販売規模が拡大し、楽天市場やYahoo!ショッピングなどAmazon以外のモールでも併売するようになると、在庫管理を行うため管理が複雑になります。

モール併売や自社ECとの在庫二重管理の問題

モール併売や自社ECとの在庫二重管理の問題

多くの出店者は複数のモール運営を行い、楽天市場やYahoo!ショッピングも展開しています。同一商品を複数のモールで販売するのは顧客に対する自社製品の露出を増やし、売上アップにもつながふためです。しかし、その分運用は複雑化します。

Amazonの運用はFBAに委託し、ほかのモールの在庫管理は自社倉庫で行った場合でも、二重管理を行う状況は変わりません。どのモールで注文が入ったのか、どこの拠点倉庫から出荷するのかなど在庫をコントロールする作業が増え、管理業務の負担は大きくなりかねません。

複数拠点での在庫管理は、最初はこなせたとしても、販売規模が拡大するほど問題が起きやすくなります。具体的にどのような事態が想定できるか、以下で解説するためぜひご覧ください。

「売り逃し」「在庫切れ」による機会損失と信頼低下

複数拠点で在庫管理を継続すると、さまざまな問題発生が懸念されます。

例えば、楽天市場とAmazonの在庫を異なる倉庫で管理し、片方の倉庫在庫がゼロになりカートが閉じたとしましょう。実際はまだ社内に在庫があるのに、注文を受けられない状態が発生します。

在庫があり購入者からの需要もあるのに、売り切れとなっているサイトがあるのは危険です。購入者からみれば「この店舗には在庫がない」=「買いたい時に買えない」という印象を与えます。些細な在庫管理の不備が、顧客の信頼を損ねる結果にもつながりかねません。

手作業管理の限界と人的ミスの増加

複数のモールにある在庫を、各プラットフォームのシステムを使って管理したとします。全体の在庫数を集計するには、手作業やエクセルを使った管理が必要です。そこでは作業ミスや、業務負荷の問題が懸念されます。

在庫管理の方法についてはこちらの記事もご覧ください

適切な在庫管理が機会損失を防ぐ!ネットショップを支える便利なシステム

複数のモールで在庫をリアルタイムに反映させて、FBAなどのフルフィルメントサービスを最大限活用するためにも、EC一元管理システムの導入は検討課題となるでしょう。

Amazon FBAに欠かせないEC一元管理システムとは?

Amazon FBAに欠かせない在庫一元管理システムとは?

EC一元管理システムとは、複数ECサイトの受注・在庫・商品情報を一括管理する仕組みです。このシステムを導入するとモール別に運用していた在庫管理を同期し、同一商品の併売もスムーズに行えるようになります。

システムを自動反映させて在庫数を集計できるので、ある商品がA店で注文が入った場合に、B店やC店の在庫数を手動で調整することなく自動調整ができます。

FBAの在庫状況をセラーセントラル以外でも把握可能です。同一商品においてAmazonよりもほかのモールの注文数が多ければ、在庫を移動させるなどのコントロールも判断しやすくなるでしょう。

EC一元管理システムの主な機能

在庫一元管理システムの主な機能

EC一元管理システムの主な機能は、在庫管理・商品登録管理・受注管理・自動出荷指示があります。

在庫管理Amazonや楽天市場など複数モールの在庫が一括管理できる
商品登録管理全モール同一マスタで運用するので登録作業も一括で可能
受注管理全在庫をモールに関係なく受注できるので販売ロスを防げる
自動出荷指示Amazonでは受注後FBA在庫への受注・出荷対応が可能

各モールの稼働状況を一元管理できるため、モール別の販売動向に沿った在庫管理をスムーズに行えるのが、在庫一元管理システムの最大の機能といえるでしょう。

Amazon FBAを活かすEC一元管理システムにTEMPOSTARがおすすめの理由

事業の成長にあわせて一生使えるEC一元管理システムTEMPOSTAR(テンポスター)

早いタイミングからEC一元管理システムを導入しFBAと連動させると、より強固な在庫管理に向けた体制の安定が見込めます。

将来的にAmazon以外に楽天市場やYahoo!ショッピング、自社ECサイトの開設と事業規模の拡大を視野に入れるのであればなおさらです。複数EC運営の効率アップが望める便利な機能が搭載され、カスタマイズ性の高いTEMPOSTAR(テンポスター)の一元管理システムを推奨します。

AmazonとTEMPOSTAR(テンポスター)の在庫管理に関する記事はこちら

【2025年最新】Amazonでの在庫管理を効率化して販売力を強化する方法

【受注〜出荷を自動化】TEMPOSTARはAmazon FBA マルチチャネルサービス(MCF)に標準対応しています!

EC一元管理システム「TEMPOSTAR(テンポスター)」は、Amazonが提供する物流アウトソーシングサービス「FBA マルチチャネルサービス(MCF)」に標準機能で完全対応しております。

この連携により、Amazon以外の販売チャネル(楽天市場、自社ECサイトなど)で発生した注文の出荷業務を、自動化することが可能です。

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Amazon FBAを活用して売上の最大化を目指そう!

Amazon FBAを活用して売上の最大化を目指そう!

Amazonでネットショップを展開する出店者にとってAmazon FBAの導入は魅力的です。業務時間の確保や改善できるリソースを考えると、非常に有益な仕組みでしょう。

ネットショップ運営がAmazon単体であれば、FBAの運用のみでも業務効率化は実現できます。しかし、EC事業の売上規模拡大を目指して複数モールでの店舗展開を検討する場合、在庫管理の課題に直面しかねません。

FBAの機能を最大限活用するためには、ほかのモール運用にも柔軟に対応している在庫一元管理システムを利用しましょう。長期で安定したEC事業を維持できます。

Amazon FBAの活用と同時に、一元管理システム・TEMPOSTARの導入を検討して、より円滑なネットショップ運営を目指してはいかがでしょうか。