コロナ禍が広がった2020年以降、日本国内のEC市場は著しい成長を続けています。
この波に乗ってネットショップ出店を進めたい、けれども何処に出店したら良いのか分からないといった方に向けて、ジャンル別のおすすめ出店先をご紹介いたします!
3大モールのジャンル別出店数について
まずは国内ECの3大モールとして名を上げられる楽天市場、Amazon、Yahoo!ショッピングのジャンル別の出店数を見ていきましょう。出店数が多いジャンルは、その分競争率も高いですが、そのモールを利用するユーザーのニーズに合致している証左にもなります。
楽天市場
楽天市場では下図の通り、食品系ジャンルの出店がダントツの一位となっており、大きく差を開けて日用品雑貨・文房具・手芸が続いている形となっています。対して書籍やCD、DVDなどメディア関連のジャンルではシェアが低い傾向にあります。この事から、楽天市場のユーザーからは何処で買っても同じメディア関連の商品より、店舗ごとに特色を感じられるような商材が好まれていることが分かります。
Amazon
次に、Amazonのジャンル別出店数を見ていくと「本」が一位、次いでキッチン用品に関する出店が多い傾向にあります。これはAmazonが提供するAmazonFBAの存在も大きくありますが、書籍など「この商品がほしい」とピンポイントに見つけやすいサイト構造にマッチした結果とも言えます。
Yahoo!ショッピング
こちらは楽天と同様に食品系のジャンルが強い傾向にありますが、書籍やゲーム、DVDなどのメディア系を除くと比較的に横ばい傾向になっています。平均してどの商材も取り扱われているため、1店舗で複数ジャンルを展開する場合にも適しています。
出店にかかる費用の比較
ここまで3大モールのジャンル別出店数を見てきましたが、次は各社の出店にかかる初期費用やランニングコストについて見ていきましょう。
名称 | 初期費用 | 月額費用 | 月商100万円 販売時の費用 |
楽天市場 | 60,000円 | 50,000円 | 10.40% |
Amazon | 無料 | 4,900円 | 8%~15% |
Yahoo!ショッピング | 無料 | 無料 | 5.60% |
楽天市場では初期費用、月額費用ともに発生するため、他2モールと比較すると導入のハードルが高くなっています。逆にYahoo!ショッピングは初期費用、月額費用ともに無料になっており、課金は注文された金額に応じて発生していくような仕組みになっています。
「初めてのECで費用はあまり掛けたくない……」といった場合には、Yahoo!ショッピングへの出店がおすすめです。ここまでご説明した内容を元に、ジャンル別のおすすめ出店先をご紹介いたします。
食品の販売はココがおすすめ!
モール名 | 評価 |
楽天市場 | S |
Yahoo!ショッピング | A |
先述の表にも現れている通り、食品関連の販売であれば、楽天市場への出店が最も効果的です。また、ECの運営開始に伴って費用をあまり捻出できないようであれば、初期費用・月額利用料のないYahoo!ショッピングを次点でおすすめいたします。
レディースファッション、女性向けの製品を取り扱っているならココがおすすめ!
モール名 | 評価 |
楽天市場 | A |
Amazon | A |
Yahoo!ショッピング | A |
ファッションアパレル系の商品に関しては、いずれも一定以上のシェアが確保されています。ただしAmazonではハイブランドの商品など出品に審査を要する場合がありますので、自社ブランド商品の販売を行う場合はAmazon、それ以外は楽天市場かYahoo!ショッピングをご利用いただくような形で選定をしていくのが最適です。また、今回あげている3大モール以外に、Qoo10などもファッション関係に力を入れているサービスでおすすめです!
家電を取り扱っているならココがおすすめ!
モール名 | 評価 |
楽天市場 | B |
Amazon | S |
Yahoo!ショッピング | B |
家電製品ならAmazonがおすすめです!先述の通り、メーカー品等の販売であれば、Amazonのサイト構造的に商品が見つかりやすい環境にあります。また出店数も他2社と比較して多く、安定した収益が見込まれます。
家具、インテリアならココがおすすめ!
モール名 | 評価 |
楽天市場 | S |
Amazon | A |
Yahoo!ショッピング | S |
家具、インテリアの販売なら楽天かYahoo!ショッピングがおすすめです!両サイトでは詳細に画像などを組み込んだ説明文を構成できますので、そういった点からテーブルや寝具など、同じカテゴリの商品の中で自社商品の特徴をより細かく表現していくことができます。
Amazonについても出店数は多くありますが、メーカー品等でなければ構造上見つかりにくい環境になっておりますので、次点としております。
書籍、DVD等のメディア系商品の販売ならココがおすすめ!
モール名 | 評価 |
楽天市場 | B |
Amazon | S |
Yahoo!ショッピング | B |
書籍、DVD等のメディア系商品の販売であればAmazonがおすすめです!書籍やDVDといった商品は「この漫画が欲しい」「このDVDが欲しい」といった形で、購入者が求めているものが既に決まっているケースが多いため、先述の通りAmazonの構造的にも商品が見つかりやすい環境になっております。
まとめ
各社の出店数などをベースに初めての出店先に関するお話をさせていただきましたが、如何でしたでしょうか?
EC出店先にお悩みの企業様の一助になれたなら幸いです。
また、合わせて弊社のTEMPOSTARをご活用いただくことで、
より効率的にEC運営を進めていくことができます!
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